経営者向けの、おすすめ法律関連書籍
一言に「経営者向けのおすすめ書籍」と言っても、業種ごとに使用する法律は様々です。
例えば、病院経営業であれば医事法に関する知識が必要となりますが、不動産賃貸借業であれば必要となる借地借家法や民法の知識は、滅多に使用する機会はないでしょう。
逆の場合も同様です。
また、詳細な法知識については「餅は餅屋」弁護士等専門家に相談されることを強くお勧めします。
そうはいっても、経営者の方に全く法律知識がないと個々の経営判断に支障が出てしまいます。
そこで、経営者として知っておくと何かと役立つ以下の書籍をお勧めします。
企業のための法律のエッセンシャルな部分を学び、経営やビジネスに活かすことが出来ると良いですね。
「会社を守る! 社長だったら知っておくべきビジネス法務 」
(翔泳社,初澤 寛成 (著), 大久保 映貴 (著))
ビジネスにおける法務リスクは,企業を取り巻くステークホルダーごとに注意すべき法律問題が異なります。本書は,ステークホルダーごとの法律問題とそのポイントを具体的な事例をもとに解説しており,対応策のみならず予防法務としても活用できます。
「事業担当者のための逆引きビジネス法務ハンドブック」
(東洋経済新報社,塩野 誠 (著), 宮下 和昌 (著))
経営戦略のポイントを「戦略のエッセンス」として簡潔に紹介しており,また,テーマごとのアウトラインを「法務チェックリスト」として利用できます。更に,リアルなビジネスに必要不可欠な「法令の条文」も記載されているため,問題となる法律の条文がすぐに確認できます。
「図解入門ビジネス 最新 個人情報保護法の基本と実務対策がよ~くわかる本」
(秀和システム)
個人情報の取り扱いを誤れば一気に会社の信用を損ないかねません。そこで,最新の改正に対応した,個人情報保護法の基本と,企業が行うべき対策がわかる本書をお勧めします。
「初級 ビジネスコンプライアンス 第2版
「社会的要請への適応」から事例理解まで」
(東洋経済新報社,郷原 信郎 (著))
同じく,企業の「コンプライアンス=法令遵守」が叫ばれて久しいですが,本書は「コンプライアンス=法令遵守」では経済活動に支障が出る,との考えから「コンプライアンス=社会的要請への適応」と定義し,委縮することなく経済活動を活発に行おうというものです。